スマホの電池の減りが早いときは、何が電池を使っているかを確認してから、画面・省電力モード・アプリの設定を調整しましょう。動画を長く見た日と、ほとんど使っていない日は、そのままでは比較できません。使い方を記録し、一度に変える項目を絞ると効果を判断しやすくなります。
1. 電池の使用状況を確認する
まず確認したいのは、電池を多く使ったアプリと時間帯です。長く使ったアプリの使用量が多いことは、それだけでは異常を意味しません。使っていない時間に消費が大きいのか、画面を点灯していた時間が長いのかを見ます。
iPhone
- [設定]を開きます。
- [バッテリー]を選びます。
- 使用状況のグラフと、表示されるアプリの一覧を確認します。
- [すべてのバッテリー使用状況を表示]がある場合は開き、気になる日と普段の日を見比べます。
- 改善策が表示されている場合は、その内容を開きます。
確認元:Apple「iPhoneでバッテリーの使用状況を確認する」。表示できる期間や項目はiOSのバージョンによって異なります。
Android(Google Pixelの例)
- [設定]を開きます。
- [バッテリー]を選び、[バッテリー使用量]を開きます。
- 必要に応じて[アプリ別に表示]を選び、使用量の大きいアプリを確認します。
確認元:Google「バッテリーが消耗する問題を解決する」。Pixel以外では[電池]などの名前で表示される場合があります。
2. 画面の明るさと点灯時間を調整する
画面が必要以上に明るい場合は、読みにくくならない範囲で調整します。常に暗くして我慢するより、明るさの自動調節を使い、置いたまま画面が点灯し続けない設定にする方法があります。
iPhoneの明るさを調整する
- [設定]を開き、[画面表示と明るさ]を選びます。
- 明るさのスライダーを動かし、画面を読みやすい明るさにします。
- 自動調節も確認する場合は、[設定]に戻って[アクセシビリティ]を開きます。
- [画面表示とテキストサイズ]を選び、下部の[明るさの自動調節]を確認します。
確認元:Apple「明るさや色温度を調整する」。
Androidはディスプレイ設定を確認する
[設定]の検索で「明るさ」を探し、自動調節や明るさの設定を開きます。次に「画面消灯」「スリープ」などを検索して、操作をやめたあと画面が閉じるまでの時間を確認します。項目名と選べる時間は機種によって異なります。
Googleは明るさの調整、画面を早めにオフにする設定、ダークモードなどを案内しています。ダークモードの効果は画面や使い方で異なるため、全機種で同じ改善が出るとは限りません。
確認元:Google「Androidデバイスの電池を長持ちさせる」。
3. 充電まで持たせたいときは省電力モードを使う
外出中など、次に充電できるまでの時間を延ばしたい場合に使います。省電力モードではバックグラウンド動作などが制限されるため、必要な同期や通知への影響も確認しましょう。
| 端末 | 確認する順番 |
|---|---|
| iPhone 15以降・現在のiOS | [設定]を開く → [バッテリー] → [電力モード] → [低電力モード]をオン |
| iPhone 14以前・現在のiOS | [設定]を開く → [バッテリー] → [低電力モード]をオン |
| Androidの例 | [設定]を開く → [電池]または[バッテリー] → [バッテリーセーバー]などを開き、表示される説明を確認してオン |
iPhoneでは写真の同期、自動ダウンロード、メール取得などが制限されます。Androidでもアプリや通信の処理が遅れる場合があります。必要な作業が終わらないときは設定を戻し、充電できる状況で再開してください。
確認元:Apple「低電力モードを使う」/Google「バッテリーセーバーを使う」。旧OSでは設定の経路が異なる場合があります。
4. 使っていない時間のアプリ動作を確認する
使用状況で特定のアプリのバックグラウンド処理が目立つ場合、そのアプリから見直します。連絡・ナビ・写真のバックアップなど、画面を閉じていても必要な機能まで一括で止めないようにしましょう。
iPhoneのバックグラウンド更新を確認する
- [設定]を開き、[一般]を選びます。
- [Appのバックグラウンド更新]を開きます。
- 一覧から見直したいアプリを探し、画面を開いたときに更新できればよいものだけ設定を変更します。
- 変更したアプリを普段どおり使い、必要な動作に支障がないか確認します。
設定項目の確認元:Apple「バッテリーの駆動時間と耐用年数」。
Androidではアプリの最適化設定を見る
Google Pixelでは、[バッテリー使用量]から対象アプリを開き、[バックグラウンドでの使用を許可]などを確認できます。まず推奨の最適化設定を確認し、アプリの役割を確かめてから変更します。システムサービスの強制停止や、使っているアプリの削除を省電力の第一手段にしないでください。
確認元:Google「バッテリー使用量の多いアプリの確認」。
5. 電波・更新直後・温度を切り分ける
| 状況 | 確認の進め方 |
|---|---|
| 圏外や電波の弱い場所で減る | 電波の良い場所や利用できるWi-Fiで、同じ使い方をした場合も減りが早いか比べる |
| OS更新の直後から減りが早い | 更新に伴う処理の影響も考え、数日後の使用状況を再確認する |
| 高温の場所で使っている | 直射日光が当たる場所などを避け、メーカーが案内する環境で使う |
電波や更新直後の処理は、Appleの電池の減りが早い場合の案内でも確認できます。高温による影響はGoogleの電池の扱い方を参照してください。機内モードで携帯回線を止めると通常の電話の受発信にも影響するため、連絡を待っている場面では別の方法を選びます。
6. 改善しなければバッテリーの状態を調べる
省電力設定は電力の使い方を調整するもので、劣化したバッテリーの容量を新品の状態に戻すものではありません。充電式バッテリーは使用や経年によって容量が低下します。
iPhoneでは[設定]→[バッテリー]を開き、[バッテリーの状態]、または[バッテリーの状態と充電]を確認します。サービスが必要という表示がある場合は、画面の案内に沿ってAppleや正規サービスの相談窓口を確認してください。Androidは機種によって診断機能が異なるため、メーカーの公式サポートからお使いの型番を選びます。
確認元:Apple「バッテリーとパフォーマンス」/Apple「バッテリーの状態を調べる」/Googleのメーカー別サポート案内。
7. 変更前後を同じ条件で比べる
改善を確かめるときは、変更した項目をメモし、次の日も同じ時間帯に残量と使用状況を確認します。動画の視聴時間、ナビやテザリングの利用、外出先の電波なども合わせて記録すると、設定の効果と使い方の違いを区別しやすくなります。
電池の減りが続く場合は、ここまでの記録をメーカーサポートへの相談に使えます。初期化や大量のアプリ削除を繰り返す前に、症状が出る条件を整理しましょう。